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2021年8月19日 (木)

浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』の山本七平批判を検証する(おわり)

十三 「少々、苦情を!」に少々苦情を(原題 少々、苦情を!傷つけたのが目なら目で、歯なら歯で、つぐなえ)
○また「目なら目・・・」の原文の意味が、「傷つけたのが目なら目でつぐなえ、歯なら歯でつぐなえ」であるなら、そのすぐ前で、折角あなたが説明してくださった「目には目で賠償しなくてもよいからすぐ釈放しなければならない」という、あなたには珍しく正しい説明と、もう矛盾するではありませんか」

 

*「目には目で賠償しなくてもよいからすぐ釈放しなければならない」は、本文では、「また奴隷なら」という条件が付いていて、「偽証によって罪亡き人(奴隷)の目を奪おうとした場合は、目は目で賠償しなくてもいいからすぐ(奴隷の身分から)釈放しなければならない」ということを言ったのである。
 浅見氏は随所に、こうした文脈を無視した決めつけを行い、山本七平をベンダサンと決めつけ、嘲笑愚弄を繰り返している。
 注意しなければならないのは、この『日本人とユダヤ人』の著作は、山本七平と二人のユダヤ人学者・研究者の共作であって、確かに、山本がエディター兼コンポーザーの役割を果たしたことは間違いないが、記事本文の随所に、ローラー博士やミンシャ・ホーレンスキーにより提供された資料あるいは見解が含まれているということである。

 

十四 プールサイダー――または「ソロバン」式にことばを覚えるユダヤ人の話(原題 プールサイダー――ソロバンの民と数式の民)
 「本章は、外被が、プールサイダーのような日本の評論家批判で、中身が「ソロバン的思考と数式的思考」の説明だが、中身が腐っていては外皮ももう汚染されているので、食べない方が安全である。」

 

*近年のワイドショーでは、このプールサイダーのような評論家が大活躍していて、「宇宙の真理・人類の平和から人間の在り方まで、また国際問題から横町のドブ板の形態まで、森羅万象ことごとく的確に批判し、常に正しいことをのみ主張して来て、誠に真理の体現者のごとく振る舞う、まさに無敵のような人びと」によって占められている。
 一方、浅見氏のような、自分の専門知識を悪用し、自分の気にくわない議論を封殺し、筆者を愚弄し、できの悪い学生を惑わす学者もいたわけである。こうした己を絶対化する学者の存在を見るにつけ、ベンダサンのいう「人間には真の義すなわち絶対的無謬はあり得ない」という言葉の重要性を思わざるを得ない。             おわり

 

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